防災・避難・救助

意外と見落としがちな、ヘルメットの重要性

2018年10月4日

※本記事の一部にはアフィリエイト広告を利用しています。

地震や洪水、火災などの災害に遭遇した場合、最も大事なのは、身を守ることです。
誰もが知っていることですが、では、防災用品として、ヘルメットを常備していますか?

非常時用の水や食料、照明器具があっても、屋内外では何が起こるかわかりません。
特に目の前のことは把握できても、上からの落下物はいつ落ちてくるか予測もつきません。

そこで、突然の落下物から頭部を守る「防災用ヘルメット」について、最新情報をもとに選び方から注目商品まで解説します。

1. ヘルメットの安全基準は?

「労・検」ラベルが信頼の証

防災用として選ぶなら、まず確認すべきは国家検定合格品かどうかです。

厚生労働省が定める労働安全衛生法第42条の規定に基づく「保護帽の規格」に適合し、型式検定に合格したヘルメットの内側には、「労・検」ラベルが貼付されています。これが国家検定合格の証です。

なお、2026年現在、防災ヘルメット専用の規格は存在しません。作業用の保護帽としての検定基準を満たしたものが「国家検定合格品」として流通しており、「労・検」ラベル付き=防災用としても信頼できる性能を持つという考え方で選ぶのが正解です。

使用区分は3種類

「労・検」ラベルに記載される使用区分は以下の3種類です。防災目的なら飛来・落下物用は必須、墜落時保護用も取得していると、転倒時の保護も期待できるのでより安心です。

区分内容
飛来・落下物用上方からの落下物・飛来物から頭部を保護(防災の基本)
墜落時保護用転倒・落下時の衝撃を軽減(「飛来・落下物用」との併記が理想)
電気用使用電圧7,000V以下の感電防止(ABS樹脂製が対応)

主な性能試験(飛来・落下物用)

  • 高さ1mから重さ3kgの円錐形ストライカーを落とす耐貫通性能試験
  • 高さ1mから重さ5kgの半球形ストライカーを落とし、人頭模型への衝撃力が4.9kN以下であることを確認する衝撃吸収性能試験

⚠️ ネットで購入する場合は「国家検定合格品」「飛来・落下物用」の文字を必ず確認しましょう。


2. 材質と耐用年数を知っておこう

ヘルメットはプラスチック製のため、使っていなくても経年劣化します
防災用として備蓄したまま放置すると、いざというときに本来の性能を発揮できなくなる危険があります。

材質別の特徴と耐用年数の目安

材質特徴耐用年数の目安
ABS樹脂耐電性に優れる。高熱環境や長期屋外保管は不向き約3年
PC樹脂(ポリカーボネート)耐候性・耐熱性はABSより優れている約3年
FRP樹脂(繊維強化プラスチック)耐候性・耐熱性に優れ、強度も高い。耐電用途は不向き約5年
PE樹脂(ポリエチレン)耐電性・耐薬品性に優れるが防災用途には不向き

📌 日本ヘルメット工業会は、防災用ヘルメットの耐用年数として「購入から6年」を推奨しています。
ただし、衝撃を一度でも受けたヘルメットは外観に異常がなくても即交換が必要です。また、50℃以上になる場所(車のトランク、南向きの窓際など)での保管は劣化を早めます。

定期点検のすすめ:6か月に1回、ヒビ・変形・部品劣化がないか確認しましょう。


3. タイプ別の選び方

アメリカンタイプ(標準型)

現在も主流の定番スタイル。ひさし(つば)があり、前頭部にリブ(出っ張り)があるのが特徴。飛来・落下物用と墜落時保護用の両方に対応した製品が多く、価格も比較的手頃です。収納時はかさばりますが、安定感と保護性能は折りたたみ型に引けを取りません。

MPタイプ(球体形)

球体に近い形状で、飛来物の衝撃を逃がしやすい設計。ひさしがないため上方視界が広く、暗所での避難時にも視野を確保しやすいメリットがあります。

折りたたみタイプ(現在の主流に!)

近年、技術が大幅に進化し、種類も豊富になりました。収納スペースが限られるオフィスや集合住宅、持ち出し用として人気が急上昇しています。主な方式は以下の2種類です。

  • フラットタイプ:折りたたむと平らになる。引き出しや棚に収まりやすい(例:ミドリ安全 フラットメット2)
  • 回転式タイプ:帽体の上半分を回転させてコンパクトに。ワンアクションで組み立て可能(例:谷沢製作所 Crubo)


4. 安全装備・オプション一覧

商品を選ぶ際に確認しておきたい装備・オプションをまとめました。

装備役割
あご紐頭部へのフィット必須。ワンタッチ着脱タイプが緊急時に便利
ヘッドバンドサイズ調整で頭部を固定。安定性が増す
ひさし(つば)日光・雨を遮り視界を確保。透明タイプなら上方視界も広がる
シールド顔面を飛来物から保護。くもり止め・UVカット加工付きも
衝撃吸収ライナー(KP)内部の緩衝材。スチロール型とKP(ポリスチレン発泡体)型がある
たれ(防災たれ)首の後ろを落下物・火の粉から保護。脱着可能タイプが使いやすい
通気孔頭部の蒸れを軽減。電気用途には使用不可
反射材夜間・暗所での視認性を確保。折りたたみ型の一部に採用

5. 2026年おすすめ商品3選

① 標準型の定番|アメリカンタイプ(飛来落下物用・電気用)

スタンダードな防災ヘルメットの定番。飛来・落下物用と電気用(7,000V以下)の国家検定に合格。ABS樹脂製で軽量、ワンタッチ着脱のあご紐と後頭部スライド式ベルトで素早く装着できます。家庭の玄関や非常袋の近くに1つ置いておくのに最適な一台。

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※購入時は「国家検定合格品」「飛来・落下物用」の表記を必ず確認してください。


② 省スペース収納の決定版|谷沢製作所 Crubo(クルボ)

老舗ヘルメットメーカー・谷沢製作所が開発した回転式折りたたみヘルメット。帽体の上半分をくるっと回転させるだけで、収納時の高さが約半分(8cm)になるユニークな構造です。

仕様まとめ

項目内容
材質ABS樹脂
重量約420g
対応頭囲47〜62cm(子どもから大人まで対応)
収納サイズ208×278×80mm(A4サイズのパッケージ)
国家検定飛来・落下物用、墜落時保護用
付属不織布製収納袋

書棚や引き出しにそのまま収納でき、ビジネスバッグにも入る薄型設計が最大の魅力。オフィスワーカーや通勤時の携帯用として特におすすめです。

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③ 折りたたみ+高性能|ミドリ安全 フラットメット2(TSC-10N)

安全保護具の大手・ミドリ安全の折りたたみヘルメット。収納時の厚さはわずか3.3cmで、A4サイズとほぼ同等。引き出しへの収納に適したフラット構造です。

仕様まとめ

項目内容
材質ABS樹脂
重量約450g
対応頭囲47〜62cm
収納サイズ幅222×奥行297×高さ33mm
国家検定飛来・落下物用、墜落時保護用
耐用年数6年(メーカー推奨)
付属収納袋

内部部品は交換可能で、長期使用を想定した設計。飛来・落下物用と墜落時保護用の両方に合格しており、強度・安全性のバランスが優れています。

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6. まとめ:後悔しない選び方のポイント

防災用ヘルメットを選ぶ際は、以下の優先順位で確認しましょう。

  1. 「労・検」ラベル付き国家検定合格品であること(最重要)
  2. 「飛来・落下物用」の区分を含むこと(防災の基本要件)
  3. 頭囲サイズを事前に測って確認する
  4. 保管場所に合わせてタイプを選ぶ(玄関→標準型、引き出し・棚→折りたたみ型)
  5. 材質と耐用年数を把握して定期交換の計画を立てる

購入後は、緊急時に慌てないようサイズ調整と着脱の練習をしておくことが大切です。折りたたみ型は特に、組み立て手順を家族全員で確認しておきましょう。

※記載の商品情報・規格は執筆時点の情報です。購入前にAmazon商品ページで最新情報をご確認ください。


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