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テレビ番組に学ぶ「防災知識」

2018年9月15日

2018年9月8日、テレビ朝日で放送された「池上彰のニュース そうだったのか!!」のテーマは、防災特集「その時アナタはどうする?」。
今では通用しない昔の常識を覆す、防災の新常識を紹介していました。

ここでは、番組で紹介されて「そうなんだ!」と感じたいくつかの新常識をピックアップしてみました。

地震が発生したとき、家の中でどこに逃げるか?

設問は、トイレ or 玄関 でした。
正解は、玄関
昔、柱に囲まれたトイレは耐久性が高いとされていましたが、昨今の建築では柱を用いないことが多く安全ではない場合があるとのこと。
玄関は、倒れてくるモノが少なく、避難するための出口を確保できるメリットがあるそうです。
また、机の下に逃げる場合、近くに倒れてくるモノがあると、閉じ込められて危険な場合があると指摘しています。

地震による津波が発生したら、どの方向に逃げるか?

正解は、川に対して直角の方向に逃げる、でした。
津波は新幹線ほどのスピードで川をさかのぼってくるからだそうです。

地震がおさまった直後に有効な連絡方法、災害用伝言ダイヤルの番号は?

正解は、171
自分の電話番号入力後、メッセージを残しておく。
別の人が、171にかけて相手もしくは自宅の電話番号を入力すればメッセージを聞くことができる。
地震発生直後は使うことができないそうですが、30分程度後なら使用できるとのことです。

一時的に避難をするなら、どこにするのが良いか?

正解は、ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは、厳しい基準をクリアしているため揺れや火災に強く、安全性が高いそうです。
災害太陽型ガソリンスタンドもあるそうです。

家を離れる前にやっておくべきことは?

正解は、ブレーカーを落とす
ブレーカーを落とさないと、停電が解除された後に電気が流れて、ストーブや他の家電製品などに通電して火事の原因となる場合があるからだそうです。

火災で通路に煙が充満したらどうするか?

正解は、透明なポリ袋をかぶる
一酸化炭素は、色も匂いもなく毒性が強いので、ハンカチなどで口を押さえるよりは、煙を吸い込まないようにポリ袋をかぶって移動した方が危険を回避できるそうです。

大雨で避難する場合は何を履いていくのが良いか?

正解は、スニーカー
サンダルは障害物があると危険。長靴は中に水が入ると動きが不自由になり大変。
ひもがあるものが良いと言われているそうです。

避難所から家に戻ってきてまずすべき事は?

正解は、記録のために写真を撮る
被災した状況を写真などで記録しておかないと後々損害を被る場合があるそうです。
たとえば、自然災害による建物の被害を市町村が証明となる罹災証明書。
罹災証明書によって、修繕費や仮設住宅の申し込み等ができることがあり、
家を片付ける前の写真があるのが被災罹災証明書の認定をされやすく、記録を残さずに片付けてしまうと被害がどのくらいかが分かりにくくなるため支援が受けられない場合もあるそうです。

いざというときに知っていて、覚えていて役立つのが正しい知識です。
番組でも語っていましたが、常識とされる情報は更新されていくので、常に最新の情報を確認するようにしておきたいですね。

Source: 池上彰のニュース そうだったのか!!

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