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災害時の断水や避難時に役立つ、非常用トイレの使い方・選び方

2018年9月23日

2018年9月6日3時7分59.3秒に発生した、北海道胆振東部地震では、停電とともに、断水が長く続き、地元の人たちの避難・待避生活では、入浴やトイレなどの衛生面が大きな課題となっていたそうです。

なかでも、生理現象の1つである排尿・排便をするためのトイレ対策は欠かせません。
断水時はもとより、停電した場合に、リモコン式の洗浄レバーやハンドルがないタイプでは、断水ではなくても水が流れない場合があり、リモコンのカバーを外して特別な操作をしなくてはいけないこともあります。

そこで災害用アイテムとして備えておきたいのが、非常用トイレです。
さままざなタイプの商品がありますが、主なものは以下の通り。

・ポリマーシートタイプ
便座に、汚物袋の底に吸水用のポリマーシートをセット。排泄後にもう1枚の吸水ポリーマーシートでサンドイッチのように挟んで、汚物袋の口を結んで廃棄します。
・粉末凝固剤タイプ
便座に、排便用収納袋をセットして、排泄後に、粉末凝固剤を振りかけ、固まったら自治体指定のゴミ袋などに入れて廃棄します。
・タブレットタイプ
処理用ポリ袋を便座にセット。タブレット1袋を入れて、排泄後に固まったら、処理用ポリ袋の口を結んで廃棄します。
・吸水パックタイプ
便座に、底に吸水シートが装着されているポリ袋をセット。排泄後に口を結んで廃棄します。吸水シートや凝固剤を入れる手間がありません。

また、自宅や公共のトイレを利用する場合、袋をセットする際に、便座の中の水に袋が濡れてしまうことがあります。
こうしたことを避けるために、便座カバーに大きめのポリ袋を挟んでテープで留めておくなど、その都度非常用トイレをセットすると安心です。

・驚異の防臭袋 BOS (ボス) 非常用トイレセット
汚物袋(便座カバー用1枚、排泄用15枚)、凝固剤15袋、防臭袋15枚。
排泄後に汚物袋を防臭袋に入れることで、嫌なニオイや菌を閉じ込めます。
交換目安:約10年。

・サンコー 携帯・簡易トイレ 排泄処理袋 凝固剤付
簡単に組み立てられる簡易トイレ(耐荷重約120kg)1つと、汚物袋5枚+凝固剤5個の5回分、目隠し用ポンチョ1枚のセット。
目隠し用ポンチョがあるので、野外で使用するときに安心です。

・アイリスオーヤマ 簡易トイレ処理セット5回分
組み立て式のダンボール製簡易トイレ(耐荷重約250kg)と、トイレ処理セット(凝固材+ビニール袋+ポケットティッシュ)5回分のセット。

内閣府「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」によると、トイレの平均的な使用回数は、1日5回が目安になっているそうです。
災害・断水などで必要な非常用トイレの数は、いくつあれば安心といえるものではありませんが、7日分程度を用意しておくのはいかがでしょうか? 1人:1日5回×7日=35セットが目安となります。

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