耐震・防犯・停電

万一の停電に備えて、自宅に用意しておくべきアイテムとは?

2018年9月1日

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みなさんの自宅には、停電対策のための照明器具はありますか?

内閣府の防災情報によると、地域や状況次第で停電は数日〜1週間以上続く場合があります。2011年の東日本大震災では、停電の約80%が復旧するまでに3日間を要しました。2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)では、千葉県の一部地域で電気が使えない状態が約11日間続きました(出典:経済産業省資源エネルギー庁)。

突然、停電になったと想像してみてください。

夜間だと室内が真っ暗になり、足元が見えずに転倒するリスクが高まります。冷蔵庫は停電から約4時間で庫内温度が上昇し、食品が傷みはじめます。テレビもインターネットも使えなくなるため、災害情報の入手手段を失います。

平常時に比べ、さまざまなライフラインが失われる状況に備えるため、この記事では消防庁・自治体の推奨情報をもとに、自宅で準備しておくべき停電対策アイテムをご紹介します。


① 安全に動くための「明かり」の備え

停電になったら最初に困るのは"暗さ"

夜間に停電が起きると、室内は驚くほど真っ暗になります。懐中電灯を探しに行く間にも、足元の物につまずく可能性があります。東京電力パワーグリッドも、寝室・リビング・廊下の3か所への照明設置を推奨しています。

ライトは「懐中電灯(ハンドライト)」と「ランタン」の2種類を組み合わせるのが理想的です。

懐中電灯:避難時の移動、足元・前方照射に最適。45〜300lmが目安。

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● ランタン:室内全体を照らす。テーブルの上に置けば食事も安心。1000lmあれば部屋のメインライト代わりに使えます。

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ポイント:停電時に自動点灯するコンセント型ライト

もっとも手軽でおすすめなのが、コンセント差し込み型の自動点灯ライトです。

普段はナイトライトや人感センサーフットライトとして使い、停電と同時に内蔵バッテリーで自動点灯してくれます。コンセントから取り外すと懐中電灯としても使え、避難時にも活躍します。

【選び方のポイント】

  • 停電時の自動点灯機能があるか
  • コンセントから取り外して懐中電灯として使えるか
  • 電池寿命・充電方式(充電式 or 乾電池式)を確認
  • 価格は2,000〜5,000円程度が目安

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⚠ ろうそくはNG:地震で停電した場合、室内に散乱した物への引火リスクが高く大変危険です。消防庁も、停電時の裸火使用を避けるよう注意喚起しています。

ランタン選びの注意点:電源方式

防災用ランタンを選ぶ場合、電池式(乾電池)または電池と充電の両対応モデルがおすすめです。USB充電専用タイプは、肝心の停電時に充電できない可能性があります。

また、充電端子がUSB Type-C対応のモデルを選ぶと、スマートフォンと充電器を共有できて便利です。


② 情報収集・通信手段の確保

停電時は「情報が命綱」になる

停電時はテレビもインターネットも使えなくなる可能性があります。スマートフォンのラジオアプリも、通信回線が混雑・切断されると使えません。乾電池式ラジオは、停電・通信障害が同時に起きても情報を得られる唯一の手段になり得ます。

ラジオ:乾電池式を最低1台

電池で動く携帯ラジオを必ず1台備えましょう。手回し充電+ソーラー充電に対応したモデルなら、電池が切れた後も使えるためより安心です。

【選び方のポイント】

  • AMとFMの両方に対応しているか(地域の防災ラジオに対応するため)
  • 手回し充電機能があるか
  • スマートフォンへのUSB給電機能があれば一石二鳥

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モバイルバッテリー:20,000mAh以上を目安に

スマートフォンは災害時の連絡・情報収集の要です。充電が切れると家族の安否確認もできなくなります。モバイルバッテリーは20,000mAh以上を1〜2個用意しておくと安心です。ソーラーパネルで充電できるタイプも選択肢に入れましょう。

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③ 長期停電に備えるポータブル電源

近年は「数日以上の停電」も想定が必要

近年の傾向として、大規模災害による停電は長期化するケースが増えています。冷蔵庫を動かし続けるには消費電力が大きく、モバイルバッテリーでは対応できません。

ポータブル電源(ポタ電)があれば、停電中も以下の機器を動かすことができます。

  • スマートフォン・ラジオ・LEDライト(最優先)
  • 冷蔵庫(容量500Wh以上が目安)
  • 電気毛布・扇風機(夏冬の体調管理)
  • ノートパソコン・電気鍋など

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容量の目安

想定停電期間推奨容量
数時間〜1日300Wh以上(スマホ・ライト中心)
2〜3日500〜1000Wh(冷蔵庫も動かせる)
1週間以上1000Wh以上+ソーラーパネル

選び方のポイント(2024〜2025年版)

近年はAnker・EcoFlow・Jackeryなどの国内外ブランドが品質・コストともに向上しています。選ぶ際は以下を確認しましょう。

  • 電池の種類:リン酸鉄リチウムイオン電池が安全性・寿命に優れる(充放電3,000回以上が目安)
  • 充電方法:AC・シガーソケット・ソーラーの三系統対応が理想
  • UPS機能:停電時に自動切換えできると家電への影響がない
  • 満充電保管できるかどうか(防災用途では重要)

⚠ 保管時の注意:一般的なポータブル電源は定期的な充電確認が必要です。半年〜1年に1度は充電残量をチェックしましょう。Ankerなど一部製品は100%満充電での保管が可能な設計になっています。


まとめ:最低限これだけ揃えよう

優先度アイテム目安
★★★コンセント型自動点灯ライト寝室・廊下・リビングに各1個
★★★モバイルバッテリー20,000mAh以上×1〜2個
★★★乾電池式ラジオ手回し充電対応が望ましい
★★☆LEDランタン1000lm目安、電池式
★★☆乾電池の予備単1・単3をそれぞれ予備で常備
★☆☆ポータブル電源500Wh以上(ソーラーパネルと組合わせると◎)

停電への備えは、一度そろえたら終わりではありません。ライトの電池切れ確認、ポータブル電源の充電残量チェックを3〜6か月に1度を目安に行うことをおすすめします。


参考情報

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